水いぼと性器いぼの見分け方

水いぼとは

 

正式には伝染性軟属腫と呼ばれます。組織病理学的特徴は明らかな皮膚の盛り上がり、皮膚の深部に向かって結合組織を巻き込み形成された洋梨状の水ぶくれ、有棘層の細胞液内に軟属腫小体と呼ばれる封入体(ウイルスが入った袋)の存在が挙げられます。一方性器いぼは正式には尖圭コンジローマと呼び、性器とその周囲に出来るという特徴がありますが、同じような水ぶくれが見られます。そこで不明瞭な場合はさまざまな検査を通じて診断します。

 

検査方法

 

(1)酢酸液
破れたいぼに5%酢酸液を塗り3〜5分おきます。白く変化すると尖圭コンジローマの可能性があります。この検査方法は簡単で実用性が高いことからよく用いられます。

 

(2)ヨード検査
(1)同様破れたいぼにヨードチンキを3分間塗布後、黄色く変化した場合は尖圭コンジローマの可能性があります。

 

(3)病理検査
HPVウイルスに感染している場合はコイロサイトと呼ばれる感染細胞が見られ、この特徴により病名を特定します。これはかなり信頼性の高い診断方法です。

 

(4)抗原検査あるいは核酸検査
必要であればさらに精密な検査を行います。病変部のDNA断片を増幅させるポリメラーゼ連鎖反応という技術を用いると尖圭コンジローマの陽性率を80%という高確率で診断出来ます。それでも尖圭コンジローマか確定出来ない場合は、HPVウイルスのDNAの分子配列から診断します。この方法の陽性確定率は90%で、他の検査法に比べ精度が極めて高いと言えます。