柔らかいいぼ 伝染性軟属腫(水いぼ)

通称水いぼとも呼ばれる伝染性軟属腫は、ウイルスによる伝染性皮膚病の一種です。

 

感染経路

 

感染経路は直接あるいは間接接触の両方であり、直接接触は性行為も含まれます。成人で陰部にこの種のいぼが発生した場合、多くは性行為が原因となります。また感染率の高さからWHO(世界保健機関)では性感染症に認定されています。ほかの感染経路として多いのが銭湯やプールでの感染で、大多数が成人までに一度はかかる伝染病です。このウイルスに対して遺伝的に敏感な要素を持つ人が感染すると、掻きむしりなどで広がりやすくなることが分かっています。

 

好発部位

 

生殖器のほか肛門周囲や鼠径部(太もものつけ根)、下腹から発生し、胸や背中、全身へと広がります。

 

病原菌

 

病因はポックスウイルス科の伝染性軟属腫ウイルスです。このウイルスはレンガ状の構造をしており、大きさは300nm×310nmで光学顕微鏡でも確認することが出来ます。

 

かかりやすい人

 

子供から青年期にかけてが最も罹患しやすい時期です。

 

潜伏期間

 

潜伏期間は2〜3週間で感染者は一定の潜伏期間を経て発症します。

 

症状

 

米粒からエンドウマメ大の半球形をしており中心部がやや凹んでいます。表面にはロウに似た光沢があり、色は薄い赤や灰白色、肌色です。数は人によりさまざまで、いぼ同士は重なることなく拡散します。潰れると中心部から軟属腫小体と呼ばれるチーズに似た物質が出てくるのが特徴です。

 

感染後の経過

 

およそ6〜9ヶ月で消退しますが3〜4年あるいはそれ以上の期間症状が続くことがあります。病状やいぼの数に関わらず、治癒後跡が残ることはありません。