子どもに多いいぼ 尋常性疣贅

特徴

 

尋常性疣贅は良性腫瘍の一種であり、損傷した皮膚からHPVウイルスが感染して起こります。手指や手の甲、足によく見られ自然治癒する人もいます。潜伏期間は2〜3ヶ月で主に青少年や子どもに出やすいのが特徴です。

 

見た目

 

初期段階は針の頭ほどの大きさですが、ゆっくりとエンドウマメ大まで大きくなります。形は円形または多角形で表面は粗く角化し、色は灰色〜黄色をしています。初めは1つずつ増加しますが、進行すると数個〜数十個のペースで増えていくようになります。

 

症状

 

押さえるとたまに痛い程度で一般的に自覚症状はありません。長期間かけて治癒し部分的に自己治癒することもあります。

 

特殊な例

 

まぶた、首、下顎に多く見られ細く柔らかい突起状のいぼを糸状疣贅(しじょうゆうぜい)と呼びます。また頭皮や顔、指の間に花のつぼみや指に似た形のいぼが1箇所にかたまって発生する場合もあります。このケースの糸状疣贅は先端の皮膚が尖って角化し、数が多いのが特徴です。

 

治療法

 

レーザーや液体窒素、外科手術のほか尋常性疣贅には以下の治療方法があります。

 

(1)注射療法
ウイルスを殺菌し免疫機能を整えるインターフェロンという薬を0.1〜0.2mlずついぼの周囲に注射します。それに並行してブレオマイシン(ウイルスのDNAを壊す薬)を0.2〜0.5mlずついぼの基底部に注射する方法です。毎週1回の注射を2〜3回繰り返すといぼが落ちます。

 

(2)その他
いぼが多発する場合は免疫機能機能に障害がないか検査する必要があります。その場合は漢方や鍼灸治療になります。