顔のいぼ取りに効く内服薬 ヨクイニン

 

 

顔のいぼで皮膚科を受診するとよく処方されるものに、ヨクイニンという漢方薬があります。ヨクイニンはハトムギ(一年草のイネ科の植物)の種であり、その効果はむくみを抑える、脾臓の働きを助ける、炎症物質や膿を排出するなど多数挙げられます。

 

もともと顔のいぼは角化した古い皮膚からなるため、これらの効果を利用して皮膚の代謝を促進するのが目的ですが、最近では他にもさまざまな効果があることが分かってきています。今回はこのヨクイニンについて紹介します。

 

 

ヨクイニンに含まれる栄養素

 

ヨクイニンには人体に比較的必要な8種類のアミノ酸が含まれています。計測結果によると100gあたりのヨクイニンの栄養価はタンパク質9.4g、脂肪2.7g、炭水化物66.5g、ビタミンB1 0.33g、B2 0.13、ナイアシン7.9g、ビタミンE 0.22g、食物繊維4.9gであり、これらに加えリン、鉄、カルシウム、亜鉛、マグネシウムを含んでいます。全体の7.2%を占める脂肪分のうち不飽和脂肪酸の割合は85%に達します。

 

ヨクイニンの薬効

 

その幅広い効果から以下の治療にも応用されています。

 

(1)抗がん作用
 ヨクイニンの含まれる抗がん成分は、細胞を通過してがん細胞の変異を抑制し弱体化させることから、ガン抑制効果があるとされています。特に結腸癌に対する予防効果が認められています。

 

(2)抗炎症、鎮痛作用
 抗炎症物質の活性化を促し腫脹部の炎症を拡散する作用があります。特に膝の関節痛に効果を発揮します。

 

(3)解毒作用
 血液の巡りを良くし停滞した毒素を排出するため、いぼ以外にも皮膚のシミやそばかすに効果があり、角膜フリクテンや緑内障といった眼科疾患の治療にも使用されます。

 

(4)抗菌作用
 抗ウイルス、抗真菌効果のある植物性タンパク質は菌の発生を抑え、解熱につなげる効果があります。