顔のいぼ取りには炭酸ガスレーザー

従来の治療の種類

 

これまでいぼ取りの治療はその深さによって主に3段階に分かれていました。

 

(1)薬物療法
 医師の指示のもと、サリチル酸などの角化した皮膚を柔らかくする薬を一定期間患部に塗る方法です。

 

(2)凍結方法及びレーザーによる切除
 比較的いぼが深部に及ぶ場合には、液体窒素で患部組織を壊死させ1週間治癒を待ってからレーザーを照射し細胞を除去します。

 

(3)メスによる切除手術
 局所麻酔あるいは全身麻酔のもと、患部組織を直接摘出します。

 

炭酸レーザーによる治療

 

医学の進歩により、炭酸ガスレーザーはHPVウイルスに感染した皮膚組織を効果的に除去することが分かりました。炭酸ガスレーザーによる治療は少しずつその深度を下げて進めていけるため、従来の治療に比べきれいに早く治すことが出来ます。

 

(1)実際の治療手順
 医師が患部に表面麻酔を塗布あるいは局所麻酔の注射を打ちその後レーザーを照射します。炭酸ガスレーザーの発する熱により照射部分の組織の水分が蒸発、吸収されます。この時一緒にウイルスの細胞も気化し吸収されるという仕組みなのですが、炭酸レーザーはこの吸収が素早く、止血も早いのが特徴です。治療時間は30分ほどで入院の必要はなく、処方された消炎外用薬などを使用するのみで患者は当日からいつも通りの生活が送れます。

 

(2)治療後の生活
 炭酸ガスレーザーは目視で確認出来ない深部に至るまで照射が可能ですが、HPVウイルスの有機物はさらにそれよりも広い範囲に拡散している可能性があります。そのため治りを見ながら2回、3回と治療を行い徹底的に感染した細胞を除去していきます。