陰部にできるいぼ 尖圭コンジローマ(性器いぼ)

尖形コンジローマは通称性器いぼと呼ばれます。 いぼは皮膚病の一種であり、一般的には深刻な病気に発展することはありません。しかしこの種のいぼを起こすウイルスは子宮頚がんなど生殖器がんの発症と密接に関係していることもあり、特に注意が必要です。

 

病因

 

HPV-6、11型の感染により発症します。

 

好発部位

 

男女共に性器および肛門周囲に多く発症します。男性は陰茎包皮辺縁部と包皮口(包皮の折り返し部分)に最もよく見られ、陰茎や包皮、亀頭および尿道口にも発症します。また少数ですが口内や咽頭部の粘膜にもこれらのいぼが発生することがあります。

 

感染経路

 

患者の多くは性的活動が活発な青年期から中高年にかけてであり、不特定多数との性的接触や配偶者の既往歴(感染経験の有無)が大きく関係しています。臨床では子供が不潔な手やタオルで触れたことで発症するケースが見られます。

 

潜伏期間

 

一般的に1〜8ヶ月程度で平均3ヶ月です。

 

症状

 

最初に針の頭や米粒大の小さく柔らかでピンク色のいぼが出来て次第に大きくなり増加します。形は乳頭状、カリフラワー状、とさか状をしており表面はいびつで柔らかいのが特徴です。治療が手遅れになるといぼはさらに大きくなり基底部に芯が出来ます。またいぼ同士が混ざり合って、より大きないぼを形成することもあります。色は浅い灰色で乳頭状の突起に加えて潰瘍や分泌物が伴い慢性化すると悪臭がします。痛みなどの自覚症状はほとんどありません。